中心に被写体を持ってくる

  • 2023年1月30日
  • 2023年3月16日
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写真にも構図があることご存じですか

写真を撮る際に重要になってくる一つのポイントとして「構図」があるのはご存じでしょうか。
写真の構図は実はかなりの種類があります。

  • 日の丸構図
  • 三分割法構図
  • 二分割法構図
  • シンメントリー構図
  • 四分割法構図
  • 五分割法構図
  • 放射線構図
  • 対角線構図
  • 三角形構図
  • アルファベット構図
  • トンネル構図
  • サンドイッチ構図
  • Etc…

構図の種類を上げたら切りがないのですが、
数ある構図の中で基本となり最もシンプルなのが日の丸構図です。

名前の通り、中心に被写体を持ってくる撮り方ですね。

日本国旗をイメージして、赤丸の中に被写体を入れます。

実は日の丸構図の評価は賛否両論で、中にはあまり良くない構図と言われている場合もあります。
理由としては、カメラ初心者に思われがちであったり、ダサいなど。
主観的な意見が多かったりします。

個人的には、日の丸構図はあるポイントさえ押さえてしまえば誰でも美しい写真が撮れると思っています。今回はそんな日の丸構図と撮り方のポイントについてご紹介します。

日の丸構図の写真

私が撮った日の丸構図の写真を数枚紹介します。
※もしこの写真が初心者っぽい、ダサいと思った方はごめんなさい。最後までその意見は変えられないと思います。

日の丸構図は、よりシンプルに被写体を強調できる撮り方かなと思っています。

押さえておきたい2つのポイント

日の丸構図を撮るときに押さえておきたいポイントとしては2つ。

・水平を意識する

・上から撮らずに下から撮る

この2つです。

水平を意識する

日の丸構図に限らず、個人的に意識しているのは水平に写真を撮ることです。
Lightroomの編集方法で紹介するのですが、もちろん編集で水平に直すことも可能です。
ただ、撮るときに水平が意識できていればその手間も省けるので、撮る際に意識することが大事かなと思います。

水平に写真を撮ると、その写真を見たときに綺麗な印象に仕上がります。
ストリートスナップなど空気感や第一人称を表現したい場合は、水平じゃないほうがいい場合もありますが、基本的には写真は水平であればワンランク上の写真に見えるはずです。

水平に撮るための方法は簡単で、スマホのカメラやミラーレス、一眼レフなどデジタルカメラであれば
水平かどうかを教えてくれる機能が付いています。

もしくはグリッド線を参考に水平を意識するのがいいかなと思います。
他にも、映っている建物や水平線を参考にするなど、意識すると見えてくるものがありますよ。

上から撮らずに下から撮る

このポイントに関しては、個人の意見にはなりますが上から撮る日の丸構図は確かにダサいです。
上から撮影をすると映り込んでしまう余計な被写体が増えてしまうのが理由の一つ。
逆に下から撮ると(屋外の場合)空が移る割合が増えるので日の丸構図にした場合、
空2/3,1/2の割合になってよりシンプルな写真になります。

晴天や曇り、夜などの写真はより被写体際立つ撮り方になるので、ぜひ試してみてください。

食べ物を撮影するときは基本的に下向きに撮ると思うのですが、
その場合は背景に映り込むものをできるだけ少なくするのがおすすめです。
例えば、テーブルの角にお皿を持っていったりですね。

また、海など下向きに撮っても背景がシンプルな場合は収まりがよくなります。

シンプルさを意識する

「水平を意識する」「上から撮らずに下から撮る」の2つを意識しつつ、更に背景をシンプルにすることを意識すると、より日の丸構図が活きる写真になると思います。

背景をシンプルにするには、空を使う方法や壁を使う方法などがあります。
また、ボカすことでも背景はシンプルになります。

例えば、F1.2のレンズを使ってみたり、ボケが大きくなる望遠レンズを使ってみたり。と。
最近のスマホだとポートレートモードはとても優秀。
私がスマホで日の丸構図を撮る時は絶対ポートレートモード一択です。

ロケーション、角度、ボケを考えて撮影をして、シンプルで美しい日の丸構図を是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。