写真編集の参考に【1】

  • 2023年4月25日
  • 2023年4月25日
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今回編集する写真

今回編集する写真のRAWデータになります。
このRAWデータをLighroomを使って編集していきます。

RAWデータ=加工や変換がされていない、元の状態のデータ

LightroomはLightroomとLightroom Classicというものがあるのですが、今回はモノクロなので通常のLightroomを使います。
(カラー写真の編集はLightoom Classicの方が調整できる幅が広がるのでお勧めです)

ジオメトリを自動調整&クロップ

編集の最初に基本行う作業としては、クロップとジオメトリの調整があります。
クロップは切り抜きで、ジオメトリは水平・垂直を揃えるツールです。

Lightroomには水平や垂直を自動で直してくれる便利な機能があるので、その機能を利用します。

ジオメトリ項目のUprihgtを「自動」にすることで、調整してもらえます。

次に、クロップ(切り抜き)を行います。
実際に完成する作品として、どの部分を残すかと重要な部分になるので微調整を重ねます。
編集後にも変更できるので、大体で調整する方法でも大丈夫です。

トーンカーブの調整

トーンカーブとは?

トーンカーブとは、画像の明るさやコントラストを調整するためのグラフィカルなツールです。横軸に入力の画像の明るさ、縦軸に出力の画像の明るさを表し、カーブを操作することで、画像の明るい部分や暗い部分を特定の方法で変更することができます。

GPT4

個人的に好きなテイストに変更できるためトーンカーブを変更することが多いです。
白色を調整できる右上のグラフは平均値よりも強くしており、黒色も白色との差が明確に出るように調整しています。
グラフの左端が少し浮いているのが分かりますでしょうか?
ここを浮かしてあげることで真っ黒の部分を少し明るめの黒にすることで、黒が潰れないようにします。

ライティングの調整

ライティングは写真編集の一番大きな部分と言えると思います。

Lightroomで変更できる範囲は以下の通りです。

  • 露光量
  • コントラスト
  • ハイライト
  • シャドウ
  • 白レベル
  • 黒レベル

一つ一つに意味はあるのですが、最終的にバランスによって異なるパラメータを組み合わせて同じライティング調整ができたりもするので、色々いじってみるか、好きなパラメータをコピペすることをお勧めします。
私自身は、基本となるライティングをコピペして、そこから微調整を重ねることがほとんどです。

特徴としては、ハイライトを-100、シャドウを+100にしている部分だと思います。
カラー写真では中々行わない設定ですが、モノクロ写真ではこの設定がかなり良い感じになります。

この場合の微調整は白レベルと黒レベルで行いますが、モノクロの白の部分を明るくしたい場合は白レベルを上げる、黒の部分の濃さを変えたいときは黒レベルを変更する。
と、かなりシンプルな考えで編集ができると思います。

テキスチャと明瞭度

最後にテキスチャと明瞭度を調整していきます。

ここは写真の雰囲気を大きく変える重要なポイントになると思っています。
テキスチャと明瞭度の変更は、人それぞれの好みによって大きく意見が分かれる部分なので、別の記事で紹介できればと思います。
今回は私が好きな設定をご紹介します。

テキスチャをマイナスよりに強くすることで、写真全体に強すぎない印象を与えます。
テキスチャをマイナスにすると一つ一つの描写が曖昧になるため、そこを補う形で明瞭度を上げています。

最終出力

最終的に出来上がった作品です。

正直突き詰めれば、もっと細かい部分を調整できるのですが、基本的に最短での写真編集をしてしまうので、ここで今回はストップします。

基本的にプリセットをコピペするだけなので、この編集で約1分~2分程度で行えます。
また、同じ環境下(太陽の当たり方とか場所)での写真はこの設定をコピペするだけで大丈夫なので、
時短の編集ができると思います。

モノクロの写真を編集する機会は少ないとは思いますが、どんなカメラでもモノクロにすることができるので、興味があればチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。